実は日本人は低所得。その本当の理由、知っていますか?

昇給や転職など、キャリアを積み重ねて少しずつ自分の収入が上がっていくのは嬉しいことですよね。
ところが、「お給料が10年で3倍に増えた!」なんてことは、会社員として働いているとなかなか経験できないです。
アベノミクスの10年で、日本の株価は3倍になりました。
みなさんのお給料は、この10年で株価のような大幅増額を実感することはできましたか?

実は日本の賃金はアメリカの約半分で、お隣の韓国よりも低いです。
OECD(経済協力開発機構)加盟国38か国の中で、第30位。
2020年の各国の賃金(年収)はこのようになっています。

日本:3万8,515ドル
アメリカ:6万9,391ドル
ドイツ:5万3,745ドル
フランス:4万5,581ドル
イギリス:4万7,147ドル
韓国:4万1,960ドル

2010年、日本の賃金は第5位でした。
ところがアベノミクスによる円安で、文字通り円の価値が安くなり第30位までランクダウンしたのです。

日本人の賃金の低さを実感する身近な出来事がありました。
最近、私の弟が転勤でロサンゼルスに駐在することになりました。
到着して間もなく、社宅として夫婦で住むアパート探しをしている彼から驚きの連絡が来ました。

「2LDKで家賃が3,300ドルもする」

3,300ドルの家賃は、弟の基本給より高いです。
仮に月3,300ドルの住居費を日本国内に置き換えてみると、1億4,000万円くらいの住宅を、固定金利の住宅ローンを組んで購入した人の毎月の返済額と同じくらいです。
日本の民間企業で働く30代前半の会社員が住む家ではないですよね。

海外旅行先で食事をするとき、メニュー表をみて「高い」と感じたことはありませんか?
国内にいても、海外から進出してきた人気のハンバーガーショップやパンケーキショップに足を運ぶと、「高い」と思うことってありますよね。

実は、マクドナルドのビックマックの価格は国によって異なり、その国の物価や賃金を反映しているので国の豊かさの比較に使うことができます。

2021年の各国のビックマックの価格を米ドルに換算するとこのようになります。

日本:3.55ドル
アメリカ:5.65ドル
イギリス:4.5ドル
韓国:4.0ドル

これは始めにご紹介した賃金格差と殆ど同じです。
日本が最もビックマックの価格が安い、つまり豊かさが低いです。

ちなみにアベノミクス前、2010年のビックマックの価格はどうかというと・・・

日本3.91ドル
米国:3.71ドル
イギリス:3.63ドル
韓国:3.03ドル

なんと、日本が最も高いです。
この間何が起こったか、みなさんはもうお分かりでしょうか?
2010年は円高で1ドル=約80円、2021年は円安で1ドル=約110円です。
さらに最近は急速に進行して1ドル=130円目前、20年ぶりの円安水準です。

そしてもう一つ、日本人の豊かさが下がった理由があります。
それは賃金の伸び率です。
20年前と比較して各国の賃金はどのくらい伸びたか見てみましょう。

韓国:約1.45倍
米国、イギリス、ドイツ、フランス:約1.2倍
日本:約1.02倍

実は日本はこの20年間、賃金が殆ど上昇していません。
さらに円安が進んだため、日本で労働する人は国際的にみると貧しくなっているのです。

この20年、なんだか日本だけが置き去りにされているようにみえませんか?
ですが、このような金融政策の中でも、資産を増やすことに成功している人はいます。
私がファイナンシャルプランナーとして活動を始めたのは、ちょうど日本のビックマックの価格が最も高かった頃、円安が進む前です。
相談された方の多くが、この10年で、工夫して資産を2倍、3倍にふやしています。
「アベノミクスの間、仕事をしてお給料をもらうだけでは豊かになれない。円安に強くなるようにお金の預け先を工夫しないといけない。」
これを知っていれば、あなたも同じように資産をふやすことができたはずです。

毎日頑張って仕事をするだけでは、豊かさが低下していくのであれば、それを挽回するための工夫をして、豊かな生活へ舵取りをしてみるのはどうですか?

その方法をこれからご紹介します。

何もしなければ貧乏になる。
でも、工夫できる人は資産を大きく増やすことができます。

アベノミクス以降、NISA、iDeCo、つみたてNISA、ジュニアNISAなど、様々な非課税投資制度が誕生しました。
そして今年、2022年4月からは高校で金融教育がはじまります。
このような世の中の変化を考えると、「貯金だけでなく、資産運用が必要だ」ということが見えてきますね。
賃金が上がらず円安になっても、株価は上がりました。
株式投資をしていなくても、外貨(米ドル)を持っている人は、円安で資産が増えました。

マネーセミナーでよく質問していることがあります。
「この先、絶対株価が上がると思う人?絶対株価が下がると思う人?絶対はあり得ないと思う人?」
「この先、絶対円高になると思う人?絶対円安になると思う人?絶対はあり得ないと思う人?」

どちらの質問も、「絶対はあり得ない。」という回答が大多数です。
ちなみに私も同じように思っています。

絶対はあり得ない、つまりどちらになるかわからないのであれば、「株も保有するし、現金も保有する」そうすれば、株高と株安どちらに転んでも対応できます。
「日本円も保有するし、外貨も保有する」そうすれば、円高と円安どちらに転んでも対応できます。

日本に住む私たちはこんな風に工夫して豊かさを保ち、資産を守ることができるのです。

では、具体的にどのような方法を実践すれば、何もせずに貧しくなっていくことを防げるのでしょうか。
その方法が簡単にできることなら、実践したいですよね。

実際に相談業務をして感じるのは、その方の職業や家族構成、保有されている資産の状況によって具体的な方法が大きく異なるということです

相談に来られる方は、「自分の今の状況で、どんな対策をしたらわからない。」という方が殆どです。
それに対し、「今の状況をお聞きすれば、どんな対策ができるかを導き出せる」というのがファイナンシャルプランナーの得意分野です。

自己流の資産運用ではなく、専門家のアドバイスがあることが重要です。
それにより、資産運用のリスクを大幅に下げることができるからです。
実際に、そろそろ資産運用を始めたいというご相談はここ数年で急増しています。

「iDeCoで節税しながら資産運用するのはどうですか」とお伝えした人もいれば、「金利の高い外貨に現金の一部をまとめて預け替えてみてはどうですか」とアドバイスした人もいます。

人により様々です。
ですが、何もしないと貧しくなってしまうと気づき、何か工夫したい、何か行動したいという気持ちは皆さん同じです。
そんな風に思い相談に来てくれる方の力になれるのは、とても嬉しいことです。

マネーセミナーや相談業務の際に皆さんへ注意喚起していることがあります。
「円安は、工夫しないと日本人を貧乏にします。」
「でも、工夫すれば、大きな資産をつくることができます。」

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